Sonnet Encore/ZIF G4-500-1M

2002/03/24

2001年6月に 58,900円(+税・送料)で購入。(アキエレ の通販)
今では(2002年3月現在)39,800円で販売しているところもあるようだ。

取り付けは至ってシンプル。取り付け後,機能拡張書類をインストールするだけで,スイッチやピンによるジャンパーの設定は一切無くソフトウェアでの設定も必要ない。この手間いらずの設計が改造派にとっては物足りないであろう。事実,クロック倍率の設定が自動で行われてしまうため,倍率を変更し極限までのクロックアップを求めるということは出来ない。

購入当初は期待したほどではなかったという印象であったが,その後Sonnetのソフトウェアのアップデートによりまずまずの実用性が得られている。Mac OS Xに関しても,ATA66カードと併用することで実用に耐えうる体感速度にまでなった。
問題なのはCD-ROMから起動するときで,機能拡張書類がないとバックサイトキャッシュが有効にならないためOSの新規インストールの際は遅いマシンとなってしまう。バックサイドキャッシュ無しのG3マシンのような体感速度。しかし,最近ではOSの再インストールをすることも少なくなったため,日常ではほとんど問題なし。

Logic Audio用のプラグインevp88(ソフトシンセ)がフリーズする問題も Sonnet Processor Upgrade ver.1.4.7からは起こらなくなったし,同時発音数にもかなり余裕が出来た。

音楽用でADB,シリアルポートからの乗り換えに躊躇する場合,このCPUアップグレードカードは有効な選択肢の一つであると言える。ただし,Velocity Engineをそれほど必要としていないのであれば,機能拡張書類すら必要ないEncore/ZIF G3のほうがより使いやすいであろう。


注意:改造は個人の責任においてやってください。うまくいかなかったとしてもこちらでは一切責任を負いません。

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