QuickSilverの放熱&騒音対策

2003/09/15更新

Step 1 (2002/08/18)

巷でよく言われることですが,Power Mac G4 (QuickSilver2002)はファンの音が結構うるさい。Power Macintosh G3/DTと比べてもかなり気になる大きさです。プロの音楽スタジオなんかでは専用のマシンルームに閉じこめてしまうようですが,我が家ではそうもいかないのでMac Fan 2002/8/1号で紹介されている方法を試してみました。

取り付けたもの:

メーカー 品名

購入価格

備考

Micro Solution MORE SILENT CALMTRAP #8050 \2500

電源ファンからの排気音を小さくする

Micro Solution MORE SILENT SILENT FILTER #01 \1000 サイドファン,CPUファンの音をやわらげる
Micro Solution MORE COOL OVER HEAD TURBINE \9800 本体上部にたまった熱を電源ファンに送りだし放熱を助ける
バード電子 Red Zone 2 \9800 サイドファンを交換し静音化する

どれも取り付けは簡単なほうですが,Red Zone 2だけはやや手間がかかりました。HDDを増設している場合,純正ファンを固定しているねじが二段目のHDDの陰になってしまいます。そのため一度HDDを取り外す必要がありました。

騒音計で測ったわけではないのですが,体感上はやや静かになったという印象です。音量が大きく改善されたというよりも耳障りじゃない音質になったという感じですが。夏場なのでRed Zone 2は低速で動かしていますが,涼しくなったらオフにして試してみたいと思います。

 

Step 2 (2003/09/15)

さらなる静音化を目指して次のことを試してみました。参考にしたのはabsolute right !というサイトです。

・CPUファンの交換
・電源ファンの交換
・OVER HEAD TURBINEの撤去

CPUファン(ADDA CF-60S)
12V 0.08A,2700rpm,16.9dB
60×60×25mm

電源ファン(SANYO 109R0812L417)
12V 0.06A,1850rpm,20dB
80×80×25mm

CPUファンの交換自体はあまり難しくありませんが,電源のコネクターが違う(3P,オリジナルは2P)ので注意が必要です。absolute right !ではオリジナルの2Pのコネクターに付け替える方法が紹介されてますが,こちらでは3Pのプラグのうち必要な2カ所がつながるように強引に差し込んでしまいました。ただしそのままでは電源の極性が逆になるのであらかじめ線を繋ぎ変えました。

CPUファンと違って,電源ファンの交換はかなりの解体が必要です。慣れないこともあって結構時間と手間がかかりましたが,absolute right !に解体方法が写真入りで詳しく解説されていたので助かりました。余談ですが,電源ボックスを外すのに必要なヘキサボルトはミリサイズです。インチサイズに違いないと勝手に思い込んでヘキサレンチのセットを買ったのですが,見事に無駄になってしまいました(笑)。

結果ですが,かなり静かになりました。この位ならG3DTを使っていた頃とあまり変わらない気がします。(直接比較できないのであくまでも感じです。)今までFANの音に隠れてほとんど目立たなかったHDDのアクセス音がしっかりと聞こえます。今度はHDDの静音化でしょうか(笑)。何はともあれ非常に満足の行く結果でした。ただ,電源FANからはかなり熱い空気が排出されてるので,熱暴走しないか心配なんですが,今のところは大丈夫なようです。万が一の場合は,Red Zone2の回転数を上げるか,OVER HEAD TURBINEを復活させるかで夏を乗りきろうかと思っています。
また,たまにですがファンの振動で筐体がビリビリと音をたてることがあります。筐体の横を手で押さえると収まるんですが,気になるのでいずれ何らかの方法で制震を考えたいと思います。

 

次なる目標:

・HDDの静音化
・筐体の振動の低減

 


注意:個人の責任においてやってください。うまくいかなかったとしてもこちらでは一切責任を負いません。

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